生理は問題なくきていますか?

そもそも正しい月経がどういうものなのか、ちゃんと知っていない方も多いかもしれません。以下に正常な生理の周期などについてまとめてみます。

 

 

<生理の周期>
25日から38日周期が正常とされています。大体同じぐらいの周期で来ると良いのですが、6日間程度の変動であれば、正常の範囲内です。24日以内だと早く(頻発月経)、39日以上間が開くと遅い(稀発月経)です。

 

 

<生理の持続日数>
3日から7日間ぐらいが正常とされています。2日以内だと短く(過短月経)、8日以上だと長い(過長月経)です。

 

 

<月経血の量>
解りづらいかもしれませんが、100から150gぐらいが正常とされています。2日目に出血量が多く、徐々に減少していくのが普通です。月経量が異常に多いものを過多月経、異常に少ないものを過少月経と言います。

 

 

<初経年齢(初めて月経が来た年齢)>
10歳から15歳ぐらいです。16歳になっても生理が来ない場合には遅発月経と言われ、18になっても来ない場合は原発無月経です。卵巣か脳の中枢、子宮や膣の異常が考えられます。原因を知って治療する必要があります。16歳を過ぎて来なければ、原発無月経の可能性が高いので、早めに婦人科に相談したほうが良いでしょう。

 

 

月経異常…どのようなことが疑われるか?

上記した正常な生理に当てはまらない場合、何らかの疾患である可能性があります。どのような生理の状況だとどのような疾患が疑われるのか、まとめてみます。

 

 

<頻発月経の場合>
黄体ホルモンの分泌量が少なく、子宮内膜が受精卵の着床に適さない状況になっている、「黄体機能不全」の可能性が高いです。妊娠しにくく、妊娠しても流産しやすいため、高温期に黄体ホルモンを投与するなどの治療が必要になります。

 

 

また、無排卵性月経である可能性もあります。無排卵性月経とはその名の通り、卵巣からの排卵がない状態のことを言います。19日以内の頻発月経の60%が無排卵とされています。

 

 

高プロラクチン、多嚢胞性卵巣症候群、性腺障害、視床下部や下垂体の機能低下などが原因にあります。無排卵の状態が続くと妊娠にしづらくなるだけでなく、子宮がんになることもありますから、早急な治療が必要になります。

 

 

<稀発月経の場合>
まず、生理が遅れたら確認すべきは妊娠しているかということです。そうでなければストレスなどによって視床下部が排卵の指令をするのが遅れてしまっている可能性があります。生活習慣の見直しや排卵誘発剤の使用などで早めに治療していきましょう。

 

 

あまりに期間が開きすぎてしまっている場合、無排卵性月経の可能性が高くなります。51日以上の稀発月経の30%が無排卵とされています。3ヶ月以上来ない(持続性無月経)という人は無排卵の可能性が高く、危険なので早めに病院で診察を受けましょう。

 

 

<過少月経の場合>
生理の量が少ない場合、期間も短いことが多いです。中絶などによって子宮内膜が癒着するなど、子宮に異常があるということが考えられます。また、排卵障害や黄体機能不全、甲状腺機能異常などの可能性もあります。

 

 

<過多月経の場合>
生理の量が多い場合、期間も長いことが多いです。そんなに長くないけど多いという人もいますが、どれぐらいが多いのかというのは判断が難しいですよね。かなり頻繁(1、2時間おきぐらい)に、夜中も交換しないといけないぐらい多いという場合は、多いと判断して良いでしょう。

 

 

視床下部や脳下垂体、卵巣などの機能が正常でない可能性が高く、無排卵周期症や黄体機能不全になっていることもあります。特に量が多く、レバー状の塊が混じっている場合は子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮がん、子宮内膜炎である可能性もあるので早めに受診するようにしましょう。

 

 

生理不順、量が多い!…月経の様々なトラブルについて


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