葛根湯の効果効能や飲み方・飲むタイミングについて

葛根湯は、葛の根を主とした漢方薬で、一般的に風邪薬として知られ、普通の総合感冒薬と違って眠くならないので重宝されています。葛の根の他にも、体を温める効果のある生姜や、血行を良くして発汗を促進する漢方薬の、芍薬、甘草、麻黄、なつめ、シナモン等が配合されています。

 

その効果効能には、まず風邪を早く治す効果があげられます。風邪をひいたときに飲むと、体が温まり、血行が良くなって汗をかき、代謝が活発になるので、体から早く風邪を追い出すことができるのです。

 

また葛根湯の効果効能は、風邪を治すだけではありません。血行を良くする働きはもちろん、鎮痛効果もあるので、腰痛や筋肉痛、肩こりも緩和することができます。風邪をひいて悪寒がするときなどは、つい背中を丸めて肩に力を入れたりしがちですが、葛根湯を飲むと体がほどけていくような感じがして、気分的にもリラックスしてきます。同じような理由で頭痛にも効果的です。

 

このように効果効能に優れた葛根湯ですが、飲み方には注意が必要です。特に飲むタイミングには気をつけましょう。体を温めて発汗を促す薬なので、風邪のひき始めのときに飲まなければ意味がありません。私たちの体は風邪をひくと、ウイルスが死滅する温度まで体温を上げ、その温度に達したら発汗で体温を元に戻す、という働きをします。

 

葛根湯はそうした体の働きを助けるためのものなので、すでに熱が出ていたり、汗をかいたりしている状態になった後では効果はありません。また喉からくる、熱のひどい風邪にはあまり効かず、そのような症状にはまた別の漢方薬があります。

 

葛根湯の効果効能を生かす飲み方は、温かいお湯で飲むことです。お湯を沸かす時間がなければ、冷えた水ではなく常温の水で飲みましょう。また、お腹が空いているタイミングで飲むことが大事です。多くの漢方薬がそうであるように、葛根湯も空腹時の方が体に吸収されやすいからです。

 

葛根湯は、飲むタイミングや飲み方に気をつけて服用すれば、その優れた効果効能を十二分に発揮してくれる、頼もしい薬です。

葛根湯の効果効能や飲み方・飲むタイミングについて


葛根湯の効果効能や飲み方・飲むタイミングについて