PMSの症状があまりに酷い場合、病院で診てもらったほうが良いかもしれません。

 

医療機関でのPMSの治療…ピルについて

 

どこの科にかかれば良いのかというと、やはりまずは婦人科や産婦人科が良いでしょう。問診で判断することが多いですが、低容量ピルなどのホルモン治療をする場合は血液検査や血圧測定なども行います。

 

うつ症状やイライラ感が強い人は精神科や心療内科でも診てもらったほうが良いです。PMS自体の治療ではありませんが、精神状態が落ち着くように診察をして、必要あればそれぞれに合う薬を処方してもらいます。

PMSの治療薬…ピルはどのようなものなの?

婦人科などの場合はほとんど低容量ピルを処方されます。普通は性腺刺激ホルモンが卵巣を刺激することで女性ホルモンを分泌するのですが、ピルを飲むことによって女性ホルモンが十分な量になり、卵巣がお休みします。それにより排卵しなくなるので避妊効果があるという訳です。

 

ただし、PMS自体が治るという訳ではなく、ピルを飲むのを止めれば女性ホルモンを自分で作る事になりますから、再び症状が現れてしまうことがほとんどです。ですからPMSを抑えたいのであれば、飲み続けたほうが良いでしょう。

 

ピルと言えば一般的に避妊するためのものというイメージが強く、そもそも避妊目的で作られたものですが、最近ではPMSを始め、子宮内膜症や生理痛、月経不順などを治療する目的で飲んでいる人がとても多いです。

 

PMSはプロゲステロンが急激に増えることで身体が不安定になり起こりますが、ピルを飲むことにより一定量になるので、女性ホルモンのバランスが乱れることを防ぎます。ピルには高用量・中用量・低用量がありますが、最近では低用量のものを処方されることが多いです。

 

ピルのメリットは多い

婦人科疾患の予防だけでなく、実は妊娠しやすくなるというメリットもあります。特に35歳以上は妊娠しにくくなってしまうのですが、ピルによって卵巣を休ませてホルモンバランスを整えることによって妊娠しやすい身体をキープすることが出来ます。

 

最近、結婚する年齢が上がるとともに、出産の時期も遅くなっています。妊娠の予定が無いのであれば、卵巣を休ませてあげることが大切なのです。ピル=妊娠しにくくなるというイメージは全くの嘘で、むしろ妊娠しやすくしたいならピルを飲むべきです。

 

また、男性ホルモンの効果を抑えることが出来るのでニキビが出来にくくなったり、ムダ毛が薄くなってきたりといった美容効果もあります。女性ホルモンのバランスを整えることによって本来の美しさを取り戻すことが出来るのです。

 

とはいっても、やはりデメリットもある

良いことばかり説明しましたが、残念ながらデメリットもあります。体重の増加や吐き気、性欲減退、イライラなどがあります。酷い症状の場合、血栓症で死に至るケースもあったようです。特に超低用量ピルの「ヤーズ」は血栓症になりやすく、注意が必要です。

 

最初の3ヶ月ぐらいは特に症状が出やすく、それ以降落ち着いてくることが多いので、医師の指示に従って服薬しましょう。酷い症状が出たら直ぐに診てもらうようにして下さい。

 

これらの副作用はかなり個人差があり、なんともない人もいれば、かなり酷く現れる場合があります。また、ピルの種類によっても変わってきますから、どうしても耐えられない場合は種類を変えてみて自分に合うものを見つけるのがよいでしょう。

 

医療機関でのPMSの治療…ピルについて


医療機関でのPMSの治療…ピルについて